日時:2025年11月9日(日) 14:00 〜 16:30
場所:糸島市立前原コミュニティセンター ぬくもり・オンラインzoom開催
対象:人文社会科学に関心のある方、高校生、大学生、高校教員など
ワイマール共和国を代表する20世紀ドイツの民主主義的作家ハインリヒ・マンは、ニーチェを思想的支柱とするドイツの戦争に対して、どのように対決していったのか。ハインリヒ・マンのニーチェ受容の分析を通して、現代の社会的諸問題に私たちはどのように向き合うべきなのかを考える。
〜講師〜 長光 卓(ながみつ まさる)
九州大学 人文科学府言語・文学専攻 独文学専修 博士後期課程在学
専門は20世紀ドイツ文学・思想史
日時:2025年10月25日(土) 14:00 〜 16:00
場所:糸島市立東風コミュニティセンター はるかぜ館・オンラインzoom開催
対象:人文社会科学に関心のある方、高校生、大学生、高校教員など
ナチドイツの強制収容所では多くの人々が命を失いました。人類史上で類を見ないと言われる犯罪をめぐっては様々な研究がなされてきました。そしてその研究は、時代によって多種多様な様相を見せていました。時代や場所によって研究は大きく異なり、強制収容所の記憶は時代によって様々な形で想起されてきました。
今回の講演会ではその研究や記憶の足跡をたどりながら、そもそも強制収容所とは何か、人は歴史をどのように利用してきたのか、その意味を現代社会との関連も同時に考えていきます。
〜講師〜 平田 哲也(ひらた てつや)
糸島市出身。波多江小学校、前原東中学校、福岡舞鶴高校出身。
九州大学大学院人文科学府西洋史学研究室博士課程中途退学(2023年3月)
経歴:福岡女学院大学非常勤講師など、現在はら様々なボランティア活動に従事
研究分野:1930年代から50年代におけるナチドイツ強制収容所の政治囚について
2025年3月2日(日) 14:00 〜 16:00 (zoomにて開催)
この勉強会では、高校「歴史総合」の教科書の内容を起点とし、歴史学の研究方法や先行研究を踏まえ、教科書では触れられないテーマを掘り下げます。今回はイスラーム社会の根幹が形成された7世紀から11世紀を中心とする「初期イスラーム史」を扱い、現代中東情勢に対する理解の一助ともなる+「α」を学びます。九大OBが講師となり、大学レベルの知識と研究視点を交えて解説するため、教科書の内容をより深く理解し、歴史学の世界にふれることができます。
〜講師〜 北村 隼一(きたむら じゅんいち)
九州大学大学院人文科学府イスラム文明史学研究室修士課程修了(2022年3月)
研究分野:アラビア語歴史叙述研究、初期イスラーム政治史研究
みなさんの好きな本を持ち寄り、その本の魅力をプレゼンテーションします。各発表は5分間に限られており、その後、聴衆との質疑応答が2〜3分行われます。全ての発表が終わった後、参加者と観客が「どの本が最も読みたくなったか」を投票で決め、最多得票を得た本のプレゼンターがチャンプ本を獲得します。